今日からいよいよ園生活が始まりました。
まだ、入園式が終わったばかりなのに、ここ数日の暑さには驚きです。
日差したっぷりの園庭では、子どもたちが砂場やアスレチックで伸びやかに遊ぶ様子が見られました。
一生懸命に遊ぶ中、顔は真っ赤になり、喉も乾きます。
「先生、お水飲みにいってもいい?」新しく2階になったクラスの年中組の二人は、靴を履き替えて、保育室まで行き、水筒で水分補給となるわけです。
そこで、私が声を掛けました。「ここのお水は飲めるのよ。」すべり台前の丸水道(と私たち呼んでいます)で飲み方を教えてあげました。
「まず蛇口を上にむけて、水を出します。出し方が少ないと蛇口に口がついてしまうでしょ。出しすぎると洋服にかかってしまうの。
だから丁度いいくらい出して飲んでごらんなさい。」そういうとおっかなびっくり挑戦です。
自分で加減をして出した水道の水。思わず「美味しい~!!」笑顔の二人。
ミネラルウォーターも良いけれど、幼稚園で思い切り遊んだ後の水道水はそれにもまして美味しいのです。
その後、何度も何度も丸水道に水を飲みに来ていました。
蛇口をひねる、丁度良い水の出し加減等、生活の中での知恵の獲得はすぐそこに有りますね。
令和4年4月12日 記 田中昭子