宝仙学園幼稚園の教育は、子どもたちの豊かな感性と思考力を大切にし、
3つの教育目標を柱に展開しています。
昭和2年 | 「感応幼稚園」設置認可(開園) |
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昭和15年 | 全園児完全給食の実施 |
昭和26年 | 学校法人「宝仙学園」の認可 |
昭和29年 | 「宝仙学園幼稚園」に改称 |
昭和38年 | 幼稚園新園舎完成(9学級編成) |
平成10年 | 未就園児クラブ開始 |
平成12年 | 最年少組開始(10学級編成) |
平成13年 | 課外教室の開始 |
平成22年 | 預かり保育の導入 |
平成24年 | 最年少・年少組より制服の導入 |
平成26年 | 英語教育導入 |
平成29年 | 創立90周年記念 園庭遊具アスレチックを新設 |
宝仙学園幼稚園は昭和2年に感応幼稚園として創設され、その翌年に中野高等女学校を創設し宝仙学園が誕生しました。その後、大学、中学校、小学校が新設され、総合学園としての全容が整いました。創立以来、「人を造る」教育を「建学の精神」とし、90周年を迎えた今日まで連綿と受け継がれています。宝仙学園の校章は、幼稚園から大学まで三角形が基本形であり、3つの角が支えあう調和した世界を表しています。幼稚園の園章は「子ども」「保護者」「保育者」と三者の力が一体となり、互いに尊重し、それぞれが育ちあう関係を意味しています。
日々の保育で大切にしているのは、「自主的な遊びの中で育つこと」と「クラスの課題に取り組むことで育つこと」を生活全体の中に活かしていくことです。そこから気持ちを切り替えて集中する力を身につけていきます。本園では“自分らしく”自信をもって社会で生きていかれる子どもを育てるため、まずは自分の考えをしっかりともち、それを相手にきちんと伝えるための説明力や表現力を身につけていきます。自己主張と相手を受け入れるバランス感覚を磨き、仲間と一緒に試行錯誤することを楽しめる豊かな感性をもった人になってほしいと願っています。そこで本園では、学年別に指導方針を設定し、一人ひとりの育ちにあわせた指導や援助をしていくことを大切にしています。
子どもは生活環境、性格や好み、活動に取り組む姿勢など一人ひとり違っており、育ちにも特徴があります。そのため、「学年別指導」という大きな枠の中にあって、集団の中での「一人ひとりへの手厚い指導」が必要であると考えています。しかし、幼児期の保育内容や指導の仕方は学年が変わったからといって、急に変化させるものではありません。日々のさまざまな出来事による気持ちの変化にあわせて、生活を楽しむための大きなアクション、理解につながるわかりやすい話し方など、年齢にあわせ成長を助長するような指導や援助、配慮を考え、子どもたち一人ひとりと向きあうことを意識しています。
子育ての不安や悩み、進学相談などは園全体で協力体制をつくり、一緒に解決します。担任との面談はもちろんのこと園長との面談も随時行い、保護者の不安を取り除きます。また、進学については園長・教頭が年長全員とマンツーマンで面接をした後に保護者面談を設けて、園生活の姿をもとに的確なアドバイスを行っています。気になることはどんなことでも、お気軽にご相談ください。
教育は信頼関係からはじまります。本園では、保育者が園生活の様子を保護者に伝えたり、悩み事を気軽に相談できる話しやすい環境をつくりながら、その子どものことをしっかり理解して指導をしていくことを心掛けています。また、何事にも必死に取り組む「若い先生」、育児の経験が豊富な「子育て中の先生」、経験をもとに理論的に対処できる「ベテランの先生」がチーム力を発揮して指導しています。本園が子どもたちにとって、自らあそびを創造的に展開させて仲間と学びあう場となるよう、子どもだけではなく保護者と保育者もともに育ちあう環境にしたいと考えています。ぜひ一度、見学にお越しください。